水回り研究所

水回り製品の困りごとを解決できる記事を書いてます

トイレってそんなに種類があるの!?

おはようございます、ロックです!

 

今や一般家庭では、洋式の水洗トイレが主流となり、どんどん快適になっておりますが、みなさん洋式トイレに種類があることはご存じでしょうか?

お家のトイレが汚れていて、お掃除してもしても、汚れも匂いも中々取れないー!

トイレが古く、水道代がたくさん使ってしまうため節水トイレに交換したいー!

お掃除道具やトイレットペーパーなど片付ける場所がなく置きっぱなしだから、お客さんにトイレを貸すのが恥ずかしい、収納がたくさんあるトイレにしたいー!

などの悩みを持ってトイレを交換されると思いますが、業者さんのおすすめの商品を言われるがまま設置している方も多く見受けられます

交換した後に、この機能はいらなかったのに高い商品を買ってしまったとか、こんな商品もあったの!?こっちの方がよかったのに。なんて事にならないように、最低限の知識を持ってリフォームを行いましょう!

 

■トイレの種類

様式トイレの種類は大きく分けて4種類あります。

・分離型トイレ     値段:安い~高い

・一体型トイレ     値段:中間

・タンクレストイレ   値段:高い

・システムトイレ    値段:高い

それぞれ特徴を見ていきましょ~

 

     

 

 

■分離型トイレ

便器、タンク、便座が分かれているトイレです。

セットになっている便器とタンクの部分と、便座を組み合わせるタイプになります。

TOTOLIXILなどの大手メーカーの製品では、便器・タンクは陶器、便座は樹脂で出来てます。

◆メリット

・便器、タンクを自由に組合せする事が出来るため、必要な機能や、いらない機能を細かく選択する事が出来ます。機能を充実すれば高価に、機能を絞れば費用を抑える事が出来て、価格帯の幅が広いのも特徴です。

・陶器製の便器、タンクであれば、硬いものをぶつけて割れたなどの事がない限り、

長く使い続けることが可能です。便座の平均的な耐用年数は7年~10年程度なので、

便座だけ新しいものに交換し、便器、タンクはそのまま使用する事が出来るため、

将来のコストを下げることが可能ですね。

・作りがシンプルなため、不具合が起きた際に比較的簡易な部品交換で直る場合が多く、他のトイレ比べれば修理費用が安く済む場合があります。

 

◆デメリット

・分離型のため、便座とタンクの隙間などが出来てしまい、隙間に誇りがたまったりと、お掃除面では他の便器より少し劣ります。

・デザインに関しても、昔とそこまで形状が変わっていないので、新しさがなく普通ですね。

分離型じゃない方がスッキリしててお洒落、と巷では言われてます。

※ロックはセンスが無いのか分離型でも十分お洒落だと思いますが・・(笑)

 

■一体型トイレ

便器と機能部(便座とタンク一体になっている部分)に分かれているトイレです。

TOTOLIXILなどの大手メーカーの製品では、便器は陶器、機能部は樹脂で出来ています。



 

◆メリット

・一体型のため便座とタンクのつなぎ目がなく、凹凸が少ないのでお掃除がしやすいです。

・組み合わせ式と比べるとスッキリしているので見た目も

 

◆デメリット

・便器部に関しては物理的に割れたりしない限り使用する事が可能ですが、機能部に不具合が生じた場合は、メーカーでのメンテナンスが基本となり、修理費用が高くなる傾向にあります。

・商品が廃番になってから補修部品を何年以上製造しなくてはならない、などの法律はなく、製造しているメーカーにより異なります。出荷量が多かった製品であれば部品供給終了後も交換用として機能部を製造している商品もありますが、製造していない商品だった場合、トイレ丸々の交換が必要となります。

 

 

■タンクレストイレ

名前の通りタンクがないタイプ、もしくは凄く小さいタンクで便器のない部にあるタイプです。こちらも一体型と同じく、TOTOLIXILなどの大手メーカーの製品では、便器は陶器、機能部は樹脂で出来ていて、パナソニックの製品は便器、機能部どちらも樹脂で出来ています。

 

◆メリット

・各メーカー、主力商品としての位置づけになっているので、デザインや機能が充実しています。自宅のトイレがタンクレストイレだったらお客に貸すときも自慢できるでしょうね!

・タンクがない分見た目がスッキリとしていて視覚的にトイレが広く感じます。また、製品自体の奥行きも他のタイプより短いものが多いため、狭い作りのトイレ空間でも、ストレスなく使うことが出来ます。

・一体型と同じく凹凸が少ないためお掃除がしやすいです。

 

◆デメリット

・価格帯的には一番高価な商品となります。

・機能部が故障した場合はメーカーでのメンテナンスが基本となり、修理費用が高くなる傾向にあります。

・一体型と同じく、部品供給が終了した場合、交換用の機能部がなければトイレ丸々の交換が必要になります。

 

■システムトイレ

トイレと収納を組み合わせして、トイレ空間をスッキリと片付ける事が出来るタイプです。タンクが収納部分に隠れていて、便器、便座、内部タンク、収納の部分に分かれています。

◆メリット

・見ての通り収納がセットになっているので、お掃除道具などを片付ける事が出来ます。サイズが大きいシステムトイレを選べば、トイレットペーパー12ロール以上収納できるタイプもあります。

・分離型トイレと構造が似ているので、便座が壊れたら便座だけ交換する事が出来ます。

 

◆デメリット

・一体型、タンクレスタイプと同様に、故障した場合はメーカーでのメンテナンスが基本となり、修理費用が高くなる傾向にあります。

・分離型トイレと比べ、組み合わせ出来る便座の種類が少ないので、選べる機能の選択肢は少ないです。

・トイレの後ろに収納がある分、トイレ空間のスペースが必要です。

狭いトイレ空間で設置した場合、狭すぎて使い勝手が悪くなったり、そもそも設置が出来ない場合があります。

 

 

◆まとめ

 

それぞれの特徴をまとめると以下のようになります。

 

 

トイレは1度交換したら、長く使い続けるものになります。

せっかくのリフォームで後悔しないよう、自分自身が求める商品は何なのかをしっかり考えて工事を行いましょう!!