水回り研究所

水回り製品の困りごとを解決できる記事を書いてます

お風呂のリフォーム前に読んでほしい事! システムバス?オーダーメイド?ハーフユニットバス?

こんにちはロックです!
お家のお風呂そろそろリフォームしたいなと考えている方、
次に交換するお風呂を何にしようか決まっておりますか?
まさかリフォーム工事を行う業者さんが勧めて来るもので決めようかなって考えてませんか!?



 

お風呂の種類やメーカーは沢山あり、それぞれ特徴が色々あります。


ロックの立場はリフォーム業者さんに商品を販売したり、お風呂の取り付け工事を段取りしたりと、一般のお客さんには直接販売はしないので、打ち合わせの時にはお客さんの家に行くことはほとんど無かったのですが、リフォーム後の説明や、クレームなどで、業者の人と一緒にリフォームしたお家に行くことも沢山ありました。

その時に、お客さんから言われる事で、一番気まずくてどうしようもない言葉が。

別なメーカーでこんなお風呂もあったのね・・

別なお風呂にすればよかったわ・・・

 

 

 


その時のロックの反応は、決まってこれ。

 

 

 

だってそうでしょ!!

 

打ち合わせしている時はロックはその場にいないし、

謝るのもおかしいし、

「残念でしたねー」も逆なでするだけだし、

一緒に来ている人は青ざめてキョドってるし!?

 

 

 

 

 

 

 

 

だからこれ。

 

 

 

 

 

 

という事が何度かありましたが、こうなっちゃうのもしょうがないのかな~と思っちゃったりもします。

 

なぜなら国内のお風呂を作成しているメーカーは何十社もあるのに、
リフォームを行う会社が常にメインで扱っているお風呂メーカーは、多くて2~3社程度です。
これは業界の仕組みというか、どうしてもリフォームを行う会社はメインで使用するメーカーを絞り、販売台数を増やした方が仕入れ価格を下げる事が出来て、利益を確保する事が出来るんです。

 

なのでリフォーム会社の営業の人も、慣れているメーカーであれば提案出来るけど、
それ以外のメーカーは聞かれなければあまり提案する事はない。。

 

ただ頭ごなしに営業の人を責める事も出来ないんです。
お家のリフォームに関しては水回り以外にも沢山箇所があり、
リフォームに関わる製品を作成している会社は1000社以上あります。(ちゃんと調べてないので多分)
そんな中で、全部のメーカーの特徴を覚えて提案しろと言うのは、鬼です。鬼畜です。

 

もちろん、沢山知っている人の方が優秀な営業である事に変わりありませんが。。

 

ですのでリフォームを行う側としても、ある程度自分で調べて業者さんに、[このお風呂にしたいです!!]というのが一番いいのですが、何をしらべれば・・・

という方向けに、お風呂の基本や、国内のお風呂メーカーがどんな商品を作っているかまとめました!

 

ここからはまじめに説明します!!

 

 

 

 

  1. お風呂の種類
  2. 国内のメーカー
  3. それぞれの特徴(メリット・デメリット)
  4. どこに頼むの?得意なお店?
  5. まとめ

 

 

 

1.お風呂の種類

まず最初に、住宅用のお風呂の種類がどんなものがあるのかを知ってもらう必要があります。

 

1-1 ユニットバス

工場で作成された、床・浴槽、壁、天井、水栓金具、照明などを現地で組み立てます。

大きなプラモデルみたいな感じですね!

特徴として、工事期間を短くする事が出来て、漏水のリスクも低く、断熱性も高く、お掃除がしやすい商品も出てきており、メリットが多いことから、現代では一番主流なお風呂として、戸建てやマンションに幅広く普及されているお風呂です。

ちなみに、システムバスという呼び方もしまうが、ユニットバスと基本的に違いはありません。

 



1-2 在来浴室

ユニットバスとは対象に、現地で一から作り上げるオーダーメイドのお風呂となります。すべてのパーツを自分で選ぶことが出来てとても自由度の高いお風呂になります。

とことん拘れば、超高級ホテルの様な浴室や、超高級旅館のようなヒノキ風呂まで作る事が可能です!

 

 

 

 

 

1-3 ハーフユニットバス

名前の通り、浴槽の高さより下がユニットバス、それより上は在来浴室で出来ているお風呂です。

システムバスと在来浴室のいいところを持ち合わせたお風呂になります。浴槽より上は自分で選ぶことが出来るので、ある程度の自由がきくお風呂になります。

 

※浴槽、床、水栓はシステムバス。それより上が在来浴室

出典:TOTO Half Bath08カタログ 2023.6

 

 

1-4 オーダーメイドユニットバス

在来工法までとはいきませんが自由度がかなり高い浴室となります。

ユニットバスの防水性能も持っているので、ユニットバスと在来浴室のいいとこどりをしたみたいな感じですね。

 

 

 

 

 

 

 

今後、それぞれのお風呂の違いをもっと詳しく記載した記事も、アップする予定です。

 

 

2.国内のメーカー

それではどのようなメーカーがお風呂を作成しているのでしょう。

それぞれ紹介をしていきたいと思います。

 

 

2-1 システムバスのメーカー

・TOTO

・LIXIL

・クリナップ

・タカラスタンダード

・トクラス(旧YAMAHAリビングテック)

パナソニック

・積水ホームテクノ

・ハウステック

・ブレクス(旧ブリジストン

・アステック

・ナスラック

長府製作所

永大産業

・日比野化学工業

・日ポリ化工(マンション用)

・和光製作所(スピリチュアルモード)

・サンワカンパニー

・東京バススタイル

 

 

2-2 在来浴室のメーカー

在来浴室は現地で作り上げる浴室で、

浴槽はこの商品、床材はこの商品、水栓はこの商品等、一から選択していくため、

在来浴室を丸ごと作っているというメーカーはありません。

工事業者と相談の上、一つ一つ決めていく必要があります。

 

 

2-3 オーダーメイドユニットバスのメーカー

・日ポリ化工

・ダイワ化成

・小笠原

・ニッコー

・Artis

 

 

 

2-4 ハーフユニットのメーカー

TOTO

・日比野化学工業

・サンワカンパニー

 

 

今後、それぞれのメーカーの特徴を詳しく記載した記事も、アップする予定です。

 

 

3.それぞれの特徴(メリット・デメリット)

 

 

3-1 ユニットバス

ユニットバスの費用相場は、比較的安く抑える事が可能です。

現在使っている風呂がユニットバスなのか在来浴室なのかで変わってきますが、

商品にこだわりが無ければ、70万円~程度の相場となります。

※高級グレードを選べば150万円以上かかる事もあります。

工事期間も4日~7日程度と他と比べ比較的に短く、

工場で作成したものを組み立てるという方法のため、防水性・耐久性・メンテナンス性で品質が高いレベルで一定しているというメリットがあります。

一方、作成している規格サイズやデザインには、ある程度の決まりがあり、

他の浴室と比べると選択肢は限られます。

 

 

3-2 在来浴室

在来浴室の相場は、こだわればこだわる程どこまでも高くなります。

浴槽の形状や素材を何にするか、床の材質を何にするか、壁・天井・水栓・ドア・・

等すべて自由に選べるため、費用の目安を伝えるのが難しいです。

ただどんなに安い素材を使ったとしても、工事の手間がかかる浴室のため、ユニットバス以上の費用がかかると思った方がいいです。

防水性やメンテナンス性も素材によって変わるため、リフォーム業者との素材選びの打ち合わせにもかなり力を入れる必要のあり、色々と手間はかかりますが、サイズやデザインの自由度は無限大です。

 

 

3-3 オーダーメイドユニットバス

名前の通りオーダーメイドなので費用相場はかなり高額になる傾向にあります。

在来浴室までではないですが、自由度が高い浴室なので費用にばらつきがあり、

ロックが過去に販売したオーダーメイドユニットバスだと、200万円のものあれば、1000万円を超えるものもあり、この世の格差を感じた瞬間でした。

やはり超高いだけあって、システムバスの耐久性・防水性・メンテナンス性を持ち、デザイン・サイズの選択肢の自由度を兼ね備えた非の打ちどころのない浴室です!!

ただ高いですか・・

 

 

 

3-4 ハーフユニットのメーカー

半分はユニットバスで規格品、もう半分は在来浴室なので自分で素材を選んでいくため費用にばらつきがあります。目安として70万円~200万円程度。

浴槽の高さより下半分がユニットバスなので耐久性・防水性・メンテナンス性は優れてますが、上半分は素材によります。

サイズも下半分が規格品のため、そこまでの自由度はありませんが、

上半分で特徴を出すことが出来るため、ユニットバスとは全然違う雰囲気を作り出す事が可能です。

 

 

5.対応可能なお店

5-1 ユニットバス

ユニットバスの工事の流は以下のようになります。

↓【風呂の解体工事】

↓【土間コンクリート打設】※現在のお風呂が在来浴室の場合

↓【配管・配線工事】

【ユニットバス組立工事】

↓【木工事・内装工事】

 

この中で一番、防水性や品質に関わってくるユニットバスの組立工事は、製造メーカーが認定している【組立認定店】が行う事になります。

それ以外の箇所はリフォーム業者が行いますが、基本的なリフォーム工事を請けている会社であれば問題なく工事をお願いしても大丈夫でしょう。

 

 

5-2 在来浴室

在来浴室は工事が出来る業者が限られております。

ホームページ等を持ってる業者も少ないため、一般の方が直接見つけるのは少し難しいかもしれません。

設計事務所やデザイン事務所などに工事をお願いする、若しくは紹介で工事をお願いする事が出来るケースもあります。

ただし業者によってレベルの差はあるので、しっかりと過去の実績物件などを見せてもらいましょう。

 

 

 

5-3 オーダーメイドユニットバス

ユニットバスと同じく、メーカー認定の施工店が組み立てることが多いので、防水性や品質の心配はあまりないかもしれませんが、オーダーメイドなので、作成までにかなりの時間がかかるのが一般的です。

また、メーカー毎の独自の決まりがあったりと通常のユニットバスの工事の感覚では上手くいかないケースもあります。

慣れていないリフォーム業者にお願いして、納期や工事のトラブルが発生しないように、過去に工事実績があるかホームページの確認や直接聞くなどした方が良いです。

メーカーのショールームから信頼できる業者を紹介してもらえるケースもあるので、聞いてみるのも良いかもしれません。

 

 

 

5-4 ハーフユニットのメーカー

ハーフバスユニットはメーカーによって施工区分の対応が違います。

サンワカンパニーは【ユニット部分の組立は認定店・それ以外はリフォーム業者】

TOTOや日比野化学工業は【ユニット部分もリフォーム業者】となっております。

在来浴室より工事のハードルが低いので、工事を請けれるリフォーム業者もある程度いると思いますが、慣れている業者でお願いする方が良いでしょう。

少なくても初めて工事をしますという業者は避けた方が良いです。

 

 

6.まとめ

いかがでしたでしょうか?

こんなに浴室の種類、メーカーがある事を知ってましたか?

しょうがないです。リフォーム業者の人も知らないメーカーもあると思います。。

ご覧の通り色々なメーカーがある事を知らず、工事後に後悔してしまうのは本当に勿体ないので、しっかり自分が求めているお風呂に出会えるよう願ってます。

それでは!